バッコン西井!バッコン西井ですよ。

2020年12月28日

バッコン西井をご存知だろうか?

 

この人↑

 

この人の著書に「バッコン西井の赤羽西遊記」(天満屋敷出版)という本があるのだけどニンゲンブックスのとある本で取り上げさせてもらうことになった。

 

 

気だるい表情のこの彼は東京都北区の赤羽でバッコンバッコン言わせてるらしい。勝ち気で常に自信満々な彼は怖いもの知らずなんだけれど強いものには弱い。すぐ謝るし靴も余裕で舐められるくらいの処世術を心得ている。そして弱いものには強い。ただ威張りはするものの決して弱い者いじめするわけではなく、あくまで威張るだけ。情に厚いところもあって憎めないほんの少し清春に似たナイスガイだ。見た目は相当ムカつくものはあるんだが…

 

ちなみにバッドコンタクターであるバッコン西井にはニンゲンブックスで出す本への許可は取っていない。天満屋敷出版にも無許可だ。なぜなら許可を取る必要がないからだ。

 

実はバッコン西井は著作権フリーの人らしくてweb会社の人らしい。当然バッコン西井って名前なんかではない。このバッコンの画像は(面倒だからバッコンって呼ぶ)そのweb会社からダウンロードしたもの。真に自由にどのように使ってもらって構わないという本当にバッコン西井なんじゃないか?と思わせるその生前のよさに感服し遠慮なくダウンロードして本の表紙も作った。(web会社の名前忘れました。でも激感謝です)

 

じゃあそんなこんなでバッコン西井の赤羽西遊記を作るのかというとそうではなくて、この本の感想文を書いて読書感想文集を作ろうかなと考えたわけである。今回はニンゲンブックス内で幽霊部員様たちにも容赦なく声をかけて感想文に誘った。

 

ちなみにバッコンだけでは心許なかったからバッコン含め12冊の架空の本を作ってその中から感想文を募った。つまりは実在しない本を読んで感想文を書く「虚構読書感想文」というわけだ。存在しない本だから読めるわけがない。だから最初から最後まで全部虚構=嘘ということになる。

 

さてこれ、どこまでできるかな。メンバーさんには簡単な企画説明と書影(表紙画像)だけを迷惑メールさながらでDMした。成り行きを見守るか…

 

と考えていたのも10月初旬の話ですべての人ではないけど読書感想文自体はすでに30本集まっていて表紙もできている。あとは微調整するだけの状態。がんばれば明日明後日にでも印刷に回せるとこまではできている。あとはお忙しい編集長の頑張り次第です。

 

肝心の感想文はというと…よくもまあこんな適当書けるよねwwってぐらい読んだ(読んでないけど)自分の微妙な感情の変化やら、揺れ動く気持ちやらこの企画のテーマをはっきりわかっているとなんとも言えない笑みがこぼれてします。なにをどう書き連ねようが「だから読んでないよね」とツッコんでしまうのだ。不思議な感覚の面白い本だと思います。

 

ものづくりや創作してる人には是非みてほしい。世の中にはおとなしくしているだけで想像力を爆発させられる人はむちゃくちゃいるみたいですよ。見る機会があったらビビったほうがいいと思います。